昭和20年の王子・豊島他




昭和20年       現在

王子町    →   王子・岸町・王子本町(昭和21年に町名変更)
豊島町    →   豊島
神谷町    →   神谷

現在の栄町・上中里三丁目は、昭和20年では滝野川区西ヶ原町の一部だった。

東京第一陸軍造兵廠東京工廠跡地(十条台)板橋火薬製造所王子工場跡地(王子六丁目・現在の駿台学園・都立飛鳥高校の地)間に貨物軌道が敷かれ、南大橋(王子2-5)で東北本線を越えて結んでいた。
板橋火薬製造所王子工場跡地と石神井川を結ぶ水路が埋立てられ現在の区立豊島公園になった。
旧王子製紙十條工場(現在の王子五丁目団地)の西側には、現在もある桜田通り沿いの引込線北王子線が通っている。南側にも引込線が通り、板橋火薬製造所王子工場跡地(王子六丁目)、日産化学王子工場(現在の豊島五丁目団地)を結んでいた。引込線は廃止され、現在紀州通りとなった。
旧王子製紙十條工場と荒川間に、工場に物資の般出入に利用された甚兵衛堀があった。
旧王子製紙王子工場(王子一丁目・現在東武ストアなどがあるサンスクエア・ゴルフ練習場の地)は、地図上では建物が記載されているが、実際は空襲で焼失していた。

昭和22年3月15日に王子区と滝野川区が統合して北区が成立した。